自己紹介

自己紹介

 日本と中国に長くゆかりがあるので、そこに関わるテクストを主な研究対象にしています。わたしにとって地域文化研究とは、自分が棲まう〈場所〉を中心にして、人文学的なある種の普遍について考えることです。それには言語、共同体、解釈と批評、倫理、政治、宗教などさまざまな切り口からのアプローチが可能でしょう。そして、普遍的に考えることは、実は、徹底して個人的、個別的であることと表裏を成しています。哲学的な問いと歴史に対する自覚が交錯するところに初めて生成する意味。わたしが「思想史」ということばで自分の研究を形容する場合、こうしたことを念頭に置いています。
 わたしはまた、駒場の一隅、UTCP(東京大学共生としての国際哲学研究センター)でも兼務教員を務めています。そこは言語や国境を越えて人文学的な関心を広く共有できる〈場所〉です。興味があればいつでもいらしてください。

業績

業績

単行本(単著)
敢問“天籟”:中文哲学論集(UTCP-Uehiro Collection 2、UTCP、2013)
■戴震と中国近代哲学―漢学から哲学へ(知泉書館、2014)


単行本(共著、分担執筆など)
□ 明清はいかなる時代であったか―思想史論集―(「理を以て人を殺さないために―清末民初期における「戴震の哲学」論再考―」を分担執筆、汲古書院、2006)
APF Series 1: Philosophizing in Asia (共編、UTCP-Uehiro Booklet 3, 2013)
民族認同与歴史意識(「“言”和“文”的真理表述―章太炎的語言実践、或者哲学話語方式―」を 分担執筆、中華書局、2013)
□講座 東アジアの知識人 第2巻(「章炳麟と劉師培-北東アジア地政力学下の革命理論」を分担執筆、有志舎、2013)
□東亞視野下的日本哲學:傳統、現代與轉化(「“經”和“天下”-評述平岡武夫的經史研究」を分担執筆、國立臺灣大學出版中心、2013)
□探寻中国的现代性 汪晖学术思想评论集(一)(「知识生产·主体性·批评空间-汪晖《现代中国思想的兴起》日文简本“译者解说”-」及び「理、势、语言以及个人的生存――汪晖《现代中国思想的兴起》中的章太炎论所引发之思考――」を分担執筆、东方出版社、2014)
APF Series 2: Life, Existence and Ethics: Philosophical Moment in The East Asian Discourse (編著、 UTCP-Uehiro Booklet 4、2014)
グローバル化時代における現代思想 香港会議(「第7章 章炳麟と高山樗牛の国家論:明治後期日本における思想連鎖を問う」を分担執筆、東京大学東洋文化研究所「グローバル化時代における現代思想(CPAG)」、2014)
□After New Confucianism: Whither Modern Chinese Philosophy? (Chapter 2 “Dai Zhen’s Solitude and Hu Shi’s Design for a New Chinese Philosophy: Concerning Their Struggle against Confucian Traditional Ethics” を分担執筆、Contemporary Philosophy in the Age of Globalization Volume 4、 2014)
APF Series 3:“心”與Nation:反思東亞地區的現代經驗(編著、UTCP-Uehiro Booklet 8、2015)
ICCT series 2: Humanizing Asia: Rethinking Literature and Arts under the Situations of the Cold War (編著、UTCP-Uehiro Booklet 6、2015)
西学東漸と東アジア(「第7章 科学精神と「理」の変容-中華民国初期における清代学術評価論争-」を分担執筆、岩波書店、2015)


学術論文
● 分かれてある人倫―劉師培の倫理秩序観(中国哲学研究、第19号、2003)
● 在欲望与秩序之間―学術転型期囲繞戴震解放人欲思想的話語剖析―(中国哲学史、2003年第4期、2003)
● 如何重逢世界史?―梁啓超清学史論的両難(UTCP Bulletin, vol.3, The University of Tokyo Center for Philosophy, 2004)
● 戴震の学術思想における「聖人」の作用について(中国哲学研究、第20号、2004)
● 梁啓超の清代学術論における西学的要素の評価について(中国―社会と文化、第19号、2004)
● モダニティとアイデンティティ―汪暉『現代中国思想的興起』とその章炳麟論をめぐって(中国―社会と文化、第21号、2006)
● 戴震から章炳麟へ―その言語研究に関するノート―(中国哲学研究、第22号、2007)
● 「文化心理構造」と章炳麟―李沢厚の批判に関連して―(ODYSSEUS、第14号、2009)
● “道之生生不息”的両種世界観:章太炎和丸山真男的思想及其困境(『中国哲学史』2010年第1期、2010)
知識生産・主体性・批評空間-汪暉『現代中国思想的興起』日文簡本“訳者解説”-(『開放時代』2011年第10期)
《荘子・斉物論》的清学閲読:反思啓蒙的別様径路(Rethinking Enlightenment in Global and Historical Contexts, UTCP Booklet 21, 2011) Contexts, UTCP Booklet 21, 2011)
敢問“天籟”:関於章太炎和劉師培哲学的比較研究(『開放時代』2011年第6期、2011)
●The Scientific Spirit and the Transformation of Li (Principle): The Debate about the Assessment of Ch’ing Scholarship in the Early Republican Period (Transactions of the International Conference of Eastern Studies (国際東方学者会議紀要), No.58, January 2014)
●「同ぜず」のために:たたかう孔子と「文」の共同態(『現代思想』2014年3月号)
●胡適の中国新哲学構想:儒家的因襲批判とプラグマティックな「寛容」(『中国哲学研究』第28号、2015)

翻訳
近代中国思想の生成(汪暉著、岩波書店、2011)
世界史のなかの中国-文革・琉球・チベット(共訳、第1章を担当、汪暉著、青土社、2011)

連絡先

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電子メールアドレス: ishiitsu [at] ask.c.u-tokyo.ac.jp (*注意 @は[at]で表示しています。)

研究室: 非公開

電話番号: 非公開