自己紹介

自己紹介

ガルシア=マルケスの『百年の孤独』とバルガス=リョサの『緑の家』を読んでラテンアメリカ現代文学の面白さにはまり、ラテンアメリカ文学のことをもっと勉強したいと思ったのが、研究の道に進んだきっかけです。大学院に入ってから、スペイン16、17世紀文学と出会い、今度は400年も前に書かれた『ドン・キホーテ』の魅力にとりつかれました。本の読み過ぎで虚実の区別がつかなくなり、理想を掲げて冒険の旅に出るものの、嘲笑の的になり挫折していく男の話で、西洋近代小説の元祖といわれています。専門は、スペイン語文学。幅広く、大西洋を挟んだ両大陸のスペイン語で書かれた文学を研究対象としています。現在は、16世紀、17世紀の読書史のなかに『ドン・キホーテ』をおいて、本を読むとはどういうことかを考えてみたいと思っています。

業績

業績

単行本(共著、分担執筆など)
□ 文学の方法(「〈わたし〉と語り手」を分担執筆、東京大学出版会、1996)
□ 地中海―終末論の誘惑(「コロンブスと終末論」を分担執筆、東京大学出版会、1996)
□ 近代日本における外国語文学の受容(「スペイン文学の受容―明治の『ドン・キホーテ』」、「ラテンアメリカ文学の受容」を分担執筆、放送大学教育出版会、2003)
□ 『ドン・キホーテ』を読む(「『ドン・キホーテ』最初の邦訳と渡邊修次郎」を分担執筆、行路社、2005)
□ 「ドン・キホーテ」事典(「『ドン・キホーテ』解釈の変遷」を分担執筆、行路社、2005)
□ 児童文学翻訳作品総覧第6巻〔スペイン・ロシア編〕(「明治期における『模範小説集』の翻訳」を分担執筆、大空社・ナダ出版センター、2005)
□ シリーズ物語り論3 彼方からの声(「『ドン・キホーテ』の語り手たち」を分担執筆、東京大学出版会、2007)
□ 高校生のための東大授業ライブ 純情編(「小説読むべからず― フィクションの魔力」を分担執筆、東京大学出版会、2010)
□ 日本・スペイン交流史({明治期におけるスペイン文学の移入―セルバンテスからアラルコンへ}を分担執筆、れんが書房新社.、2010)
□ Don Quijote en los cinco continentes. Acerca de la recepción internacional de la novela cervantina ("La primera traducción japonesa del Quijote y la autocensura del amor"を分担執筆、Cuenca、Ediciones de la Universidad de Castilla-La Mancha、2016)

学術論文
● 亡命作家の言語戦略―マヌエル・プイグとルイサ・バレンスエラ(現代詩手帖、40巻5号、1997)
● 『ドン・キホーテ』のなかの読者─騎士道物語及び前編を読んでいるのはだれか(Hispanica、 46号, 2002)
● 抑圧と恐怖を語る─バレンスエラ「武器の交換」(ODYSSEUS、8号, 2004)
● ショーペンハウアーと『ドン・キホーテ』(ショーペンハウアー研究、11号、2006)
● 回転する塵のタワー―オクタビオ・パスと記号論― (ERA 第2次1、2008)

翻訳
○ 武器の交換(ルイサ・バレンスエラ著、現代企画室、1990)
○ コロンブス正伝(共訳、サルバドール・デ・マダリアーガ著、角川書店、1993)
○ ロルカと二七年世代の詩人たち(共訳、アルトゥロ・ラモネダ編著、土曜美術出版販売、2007)
○ Poesía contemporánea del Japón: Antología (共訳、Nakagami, Testuo, Hosono, Yutaka(eds.), Universidad de Los Andes. 2011)
○ 空気の名前(アルベルト・ルイ=サンチェス著、白水社、2013)
○ はるかな星(ロベルト・ボラーニョ著、白水社、2015)

その他
・ 没後十年にオクタビオ・パスを語る(座談会、詩と思想、264.3、土曜美術社出版販売.2008)
・ En el lenguaje hay una frontera invisible que define la sutileza de la expresión(インタビュー、 Gregory Zambrano (ed.). El horizonte de las palabras: la literatura hispanoamericana en perspectiva japonesa, Instituto Cervantes de Tokio, 2009)
・ Joanot Martorell, Marti Joan de Galba, Tirant lo Blanc. Traducción completa, por Ko Tazawa(書評、Tirant. 12, 2010, http://parnaseo.uv.es/Tirant/tirant12.htm)
・José R. Cartagena Calderón, Masculinidades en obras: El drama de la hombría en la España imperial(書評、日本イスパニヤ学会会報、19号、2012)

連絡先

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