第23回地域文化研究専攻 主催
公開 シンポジウム
「コスモス・幸福・愛」

第23回地域文化研究専攻主催 公開シンポジウム

「コスモス・幸福・愛」

 異なる時代のなかでは、「幸福」とはどのように捉えられてきたのでしょうか。それは現在どんな意味を持つのでしょうか。
 ある地域に生きる人びとに共有される「記憶」や「経験」こそが、その地域にまとまりを与えるのであれば、「幸福」もまた、「記憶」と切り離せるものではなく、そこに生きる人びとの世界観=コスモス(秩序ある宇宙)を形成し、地域のまとまりを支えるものでしょう。
 本専攻のシンポジウムでは、ヨーロッパとアジア、文学と歴史、前近代と近現代をそれぞれまたぐ、地域文化研究専攻がめざす横断的・越境的なテーマを取り上げてきましたが、今回は中近世イタリア地域・近代ドイツ圏・近世近代東アジアにおける「幸福」の事例を紹介し、それぞれの時代と地域の「幸福」に踏み込んでその意味を考えてみたいと思います。
 とりわけ,この地域文化研究専攻で学んでいるみなさん,学びたいと考えているみなさんにぜひ聞いていただき,一緒に考え,議論したいと思っています。ご来聴をお待ちしております。



日時: 2015年6月27日(土)14時~17時30分
会場: 東京大学駒場Iキャンパス18号館ホール
    東京都目黒区駒場3-8-1 京王井の頭線「駒場東大前」駅下車すぐ
    *入場無料、事前申込み不要

報告:
 黒住 真(地域文化研究専攻)
  日本文化史における「天地」「幸福」「愛」
 村松真理子(地域文化研究専攻)
  イタリア中世恋愛文学の知性と幸福──天使と恋人をめぐって
 足立信彦(地域文化研究専攻)
  誰の幸福?──19世紀ドイツ市民社会における幸福と愛

コメンテーター: 宮本久雄(東京純心大学)
コメンテーター: 石川 学(東京大学IHS)
司会: 杉山清彦(地域文化研究専攻)

主催: 東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻





18号館ホール地図

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2015シンポジウムチラシ

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