自己紹介

自己紹介

 私の研究領域は、米国の政治外交史と思想史とが交錯したところにあります。とくに関心を持っているのは、米国の政策決定者や知識人、市民団体などが平和や戦争の問題をどのように捉え、米国の世界での役割をいかに位置づけてきたかを探ることです。そのような観点から、今まで、第一次世界大戦期、1930年代、国連創設期の米国外交のあり方を研究してきました。
 学部時代に駒場のアメリカ科に在籍し、文化や文学、地理、人類学など多彩な授業をうけたことは、私の研究のあり方に大きな影響を与えています。その後、大学院では歴史学科に進み、就職後は長く法学部政治学科に身を置きましたが、その間も地域研究特有の多様な視点や柔軟さを失わないよう気をつけてきました。小著『アメリカ外交とは何か』で、外交を論じながら小説や詩、評論や音楽などを取り入れたのも、その試みの一つです。柔軟な発想と堅実な手法を両立させることを目標に、日々精進していきたいと考えています。

業績

業績

単行本(単著)
■『アメリカ冷戦政策と国連、1945―1950』(東京大学出版会、1992年)
■『アメリカ外交とは何か』(岩波書店、2004年)

単行本(共著、分担執筆など)
□「世界人権宣言とアメリカ外交」有賀貞編『アメリカ外交と人権』(国際問題研究所、1992年3月)、39-65頁。
□「ラディカルたちのスペイン内戦」(大津留智恵子・大芝亮編『アメリカの語る民主主義』ミネルヴァ書房、2000年12月)、39-67頁。
□「岐路に立つアメリカ」(公共哲学ネットワーク編『地球的平和の公共哲学-「反テロ」世界戦争に抗して』、東京大学出版会、2003年5月)、77-88頁。
□「第16章 外交」(五十嵐武士・油井大三郎編『アメリカ研究入門』第3版、東京大学出版会、2003年10月)、213-225頁。
□「第7章 世紀転換期の米国」、「第8章 革新主義と第一次世界大戦」『新訂 アメリカの歴史』油井大三郎編著(2004年3月)、111-142頁。
□“The Genealogy of American ‘Internationalism’: The Legacy of Wilsonian Diplomacy,” in Ruud Janssens and Rob Kroes, eds., Post-Cold War Europe, Post-Cold War America, (Amsterdam: VU University Press, 2004), pp. 60-72.
□「第一章 歴史的文脈―ウィルソン外交の伝統」(五十嵐武士編『アメリカ外交と21世紀の世界―冷戦史の背景と地域的多様性をふまえて』、昭和堂、2005年)、3-31頁。
□「14 九・一一テロ事件と世界戦略の転換」(アメリカ学会編『原典アメリカ史 第九巻 唯一の超大国』、岩波書店、2006年12月)、195-206頁。
□「第12章 ポスト冷戦とアメリカ―『勝利』言説の中で―」(紀平英作・油井大三郎編著『アメリカ研究の越境5 グローバリゼーションと帝国』ミネルヴァ書房 2006年11月)、287-310頁。
□『戦後アメリカ外交史』第1章、佐々木卓也編(有斐閣、2002年;新版、2009年)
□「論争から読むアメリカ—最高裁と人種問題」『高校生のための東大授業ライブ』東京大学出版会、2015年、134-147頁。

学術論文
●「『利他的』モンロー・ドクトリンの誕生―20世紀初頭合衆国の西半球政策」『アメリカ史研究第8号(1985年)、39-48頁。』、109-131頁。
●「モンロー・ドクトリンの普遍化――その試みと挫折――」『アメリカ研究』第20号(1986年3月)、184-203頁。
●“The Construction of Peace and American Identity during the Spanish Civil War,” 『成蹊法学』第42号(1996年3月)
●“A Community of Dissenters: The Vietnam War, the Civil Rights Movement, and the Reconfiguration of Japanese Perceptions of the United States,” 『成蹊法学』第45号(1997年3月)、33-58頁。
●「スペイン内戦とアメリカ」『東京大学アメリカン・スタディーズ(東京大学教養学部附属アメリカ研究資料センター研究年報)』第3号(1998年3月)、29-45頁。
●「アメリカのカトリックとスペイン内戦」『年報 政治学 2000(日本政治学会)』(岩波書店、2001年3月)、59-77頁。
●「アメリカ『国際主義』の系譜―ウィルソン外交の遺産―」『思想』(2003年1月)、172-189頁。
●“A Global Superpower or a Model of Democracy?: Images of America in Post Cold-War Japan,” The Japanese Journal of American Studies, 14(2003),pp.49-68.
●「『危機』と『変革』-FDRとニクソン」『成蹊法学』第72号(2010年6月)、49-64頁。
●「モンロー・ドクトリンの系譜―「民主主義と安全」をめぐる一考察」『成蹊法学』第75号(2011年12月)、1-15頁。
●「転換点に立つオバマ外交―—戦争『終結』後の課題」『国際問題』第609号(2012年3月)、26—35頁。
●「ウッドロー・ウィルソンとメキシコ革命——『反米主義』の起源をめぐる一考察」『思想』1064号(2012年12月)、118−138頁。

翻訳
◯(共訳)アーネスト・ゲルナー著『民族とナショナリズム』(加藤節監訳、岩波書店、2000年12月)。
◯(共訳)オリヴィエ・ザンズ著『アメリカの世紀 それはいかにして創られたか』(有賀貞との共訳、刀水書房、2005年)。
○(共訳)アンソニー・アーブラスター著『ビバ・リベルタ! オペラの中の政治』(田中治男との共訳 法政大学出版会、2001年6月)。

その他
・「『明白な運命』の終焉――さまよえるアメリカ外交」『世界』(1998年4月)、185-197頁。
・「ポスト冷戦時代再考―『歴史の終焉』を信じる前に」『論座』(2007年5月)、44-53頁。
・「『歴史の教訓』とアメリカ」『図書』(2006年7月)、2-5頁。

連絡先

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