自己紹介

自己紹介

 フランス文学、フランス文化を切り口に、文学と政治の関係、他者との共存のあり方について考えている。出発点は19世紀のフランス文学・文化の研究だが、そこに淵源を持つ20世紀、21世紀の諸問題、例えば、ナショナリズム、文化と「根」、共同体のあり方などの問題を、文学とのかかわりにおいて考察している。
 一地域の文学、文化を深く研究することで、他文化と通底する水脈をさぐりあてることが地域文化研究のあり方ではないかと考えている。そのためには、対象への接近を妨げるもろもろの障害物の彼方に(偏見、思い込み、権威、過度の理想化など、ベーコンがいう、認識の妨げとなるもろもろの「イドラ」の彼方に)、常に、時空を越えた他者との強烈な触れ合いを求めてもらいたい。この触れ合いを実現するために必要なのは、鋭敏な感性と高い外国語の力であろうと思う。

業績

業績

単行本(共著、分担執筆など)
□ 文学の方法(「謎解きから発見へ」を分担執筆、東京大学出版会、1996)
□ 世界文学101物語(ボードレール「悪の華」など4項目を執筆、新書館、1996)
□ 表象のディスクール(「ミメシスと想像力」を分担執筆、東京大学出版会、2000)
□ フランスとその〈外部〉(「触媒としての外部-ヨーロッパ的「精髄」の回帰をめぐって」を分担執筆、東京大学出版会、2004)
□ Baudelaire et les formes poetiques, (《Mimesis et imagination chez Baudelaire》を分担執筆、Presses universitaires de Rennes, 2008)
□ 高校生のための東大授業ライブ 学問からの挑戦(「「文明」と暴力―「文化」と「文明」をめぐる考察」を分担執筆、東京大学出版会、2015)

学術論文
● 古典主義とその亀裂(リュミエ-ル第6号、筑摩書房、1986)
● Poétique sensualiste de Baudelaire(日本仏語仏文学会紀要、1987)
● 岩を打つモ-ゼ ― ボードレールとゴーチエの詩に用いられた同一イマ-ジュの比較(埼玉大学紀要第25巻1989)
● 苦悩のファンタスマゴリー(ユリイカ11月号、青土社、1993)
● 微粒子の手触り (早稲田文学7月号、早稲田大学出版部、1998)
● 『マルドロール』-方法としての悪 (現代詩手帖2003年3月号、 思潮社、2003)

翻訳
○ ドーミエ集成 第三巻(題辞の全訳、解題及び参考文献の翻訳。みすず書房、1994)
○ 八十日間世界一周(ジュール・ヴェルヌ著、岩波書店、2001)

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